馬肉食の容認
獣肉食が宗教上の禁忌とされ食用の家畜を飼う文化が無かった江戸時代の日本本土では、廃用となった役用家畜の肉を食すことは半ば非公然的ではあるが貴重な獣肉食の機会であった。一部の地方では馬肉は400年以上も前から重要な蛋白源として重用されてきた。現代日本の馬肉は、牛肉が高かった時代の増量材、ニューコンミートに代表される加工食品等に使用されていた冷凍トリミング(主に南米産)、熊本県、長野県伊那地方、福島県会津地方、青森県南部地方などの郷土料理として供されることで知られている馬刺しや桜鍋用の生鮮肉(現在はほとんど北米産、若干欧州産)と用途も分かれている。現代では流通している馬肉のほとんどはカナダやアメリカからのものとされているが、廃用となった競走馬の一部も食用に回されている。こうした背景から、競馬・乗馬関係者を中心に、馬肉を食べることに対して抵抗感をもつ人も少なからず存在する。しかし最近では、「馬を知らずして勝てるわけがない」と競馬のゲン担ぎに馬刺しを食べたり、「食べてみたらウマ勝った(旨かった)」「ウマく勝つ」と言われるなど、タブー意識も軟化傾向にある。
馬肉の切り身がサクラの花びらを想像させることから、サクラ肉(桜肉、さくら肉とも)という俗称があり、「桜鍋」などと用いられる。地方によってはけとばしと呼ぶところもある。
馬肉食を容認する社会
日本以外で馬肉食が一般的な社会は欧州フランス語圏である。フランスでは、「仔牛のステーキ」が馬肉であることもある。他に、オーストリア、イタリア、スイス、ベルギー、ルーマニア、アイスランド、カザフスタン、マルタ、モンゴル、オランダ、ノルウェー、スロベニア、スウェーデン、カナダのケベック州などがある。これらの国や地域では、食用の馬肉が生産され、ソーセージなどに加工するなどして消費されている。世界の馬肉産業に強いのはベルギー系である。
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国では馬肉食は忌避されている。第二次世界大戦中に、牛肉価格の高騰のためニュージャージー州で食用馬肉の販売を一時的に合法化したが、戦後禁止された。またハーバード大学のFaculty Clubでは、1983年まで100年以上、メニューに馬肉があった。しかし、「馬は開拓時代からの数少ない文化」とする動物保護団体等の活動が盛んで、2006年9月7日、下院は、食用を目的とした馬の屠畜を禁止する法案を可決した。さらに2007年1月、テキサス州では屠畜生産停止の裁判所仮命令が発令され実質的生産停止された。背景には、アメリカ人自身が馬肉を食さず、産業への影響が少ないといった国内事情がある。
米国の馬の食肉処理工場はテキサス州に2カ所、イリノイ州に1カ所あり、フランスとベルギーの会社が所有している。動物愛護協会によれば、全米で毎年、約9万頭分=18,000トン=6,100万ドルの馬肉が生産されている。アメリカ馬肉の主要輸入国は、フランス、ベルギー、日本などである。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
馬肉食に否定的な社会はアメリカ合衆国、イギリスなどだそうです。
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